さまざまなプロダクトのQAを通じて常に知見をアップデートできる

陣野 征一郎 テストエンジニア
2020年 中途入社
プロフィール

専門学校卒業後、アルバイトとして複数のゲーム制作会社にてデバッグ業務に従事。前職ではゲームデバッグとゲーム開発に携わる。2020年に株式会社イマジカデジタルスケープ(現IMAGICA GEEQ)に入社。品質管理、スケジュール管理、UI仕様作成など、開発ディレクターとして従事。趣味は格闘技観戦、PC、及びコンシューマーゲームプレイ。

入社までの経緯

前職では入社以来8年間ゲームデバッグを担当していました。会社の事業がデバッグからゲーム開発にシフトすることになったため、以降の16年間は開発ディレクション業務に従事しました。

ただ開発の規模が小さかったため、ディレクションといっても幅広く何にでも対応するポジションでした。具体的には画面レイアウトやUI仕様の策定やゲーム進行スクリプトの作成、効果音などのSEを作成していたのを覚えています。

前の会社は残念ながら経営不振になり、私は会社都合で退職することになりました。転職先を探すにあたっては、前職で得たスキルを活用したいと思い、ソフトウェアの開発に携われる企業を探していました。

IMAGICA GEEQに対しては人材派遣の会社という認識が強かったですね。転職活動を通じてデバッグ業務も手掛けていることを知りました。事前に抱いていたイメージとのギャップもあって「面白そうな会社だな」と、興味をひかれたんです。

選考プロセスでもっとも印象的だったのは、面接官が全員、緊張しないように配慮してくれて会話の流れを作っていたこと。このおかげで、私自身の仕事に対する思いやこれからの希望などを、スムーズに伝えることができました。

最終的に入社を決めたのは、IMAGICA GEEQが大人数でテスト・デバッグ作業を実施していたからです。前職が小規模開発だったので、中規模・大規模開発を経験できることに魅力を感じました。

現在の仕事

現在はハイスピードカメラアプリケーションのQA業務に携わっています。メインは新機能のテスト項目書を作成し、仕様書通りにすべてが作動するか否かの検証作業です。また探索的テストを通した不具合の発見や、実際に使用する状況を想定し品質に問題があると判断した場合は変更提案も行います。仕様書通りに動くことだけでなく、実用性からも品質向上を試みています。

プロジェクトチームで私はQAを担当しています。その他のメンバーはプロジェクト専属のプログラマーで、アプリケーションの機能によっては、ヘルプが入る体制になっています。開発と同室で作業をしているため、少しでも問題があると感じた処理が見つかった場合は、担当プログラマーに口頭で伝えることが多いですね。また、修正パターンが1つでない問題点については、品質向上に向けた最善案・次善案なども合わせて伝えるようにしています。

事前に仕様書とは異なる部分でのバグを見つけた時などは、この仕事のやりがいを感じます。起こりうるはずだったバグを未然に防ぐことができた、という達成感がありますね。ハイスピードカメラといった業務系は、ゲームのデバッグのようにエンドユーザーの評価が目に見えるわけではありませんが、密かに品質向上に貢献できる点は非常にやりがいを感じます。

今後は、品質向上のためにさらにできることを模索したいと思います。業務系開発の最大の目的は基本的に仕様書通りに動くことなので、ゲーム開発と比べるとユーザビリティやアクセシビリティの比重は高くないこともあります。たとえば実装後に使い勝手に問題があると発覚した機能でも、仕様書通りである場合は修正対象にならないことがあるんです。

ここが一番の課題ではないかと思っているので、今後も改善案を考えていきたいですね。

QAを担当する立場としては、簡易な修正で品質向上につながるものは、極力修正してもらうように働きかけを続けています。

IMAGICA GEEQの魅力

私は入社してすぐクライアント先での就業になったので、スタジオに顔を出す機会があまりありませんでした。しかし数日だけ一緒にチームを組んでいた方から、1年後に「陣野さん」と話しかけていただいて。わずかな期間なのに名前を憶えていてくれたことが、こんなにもうれしく感じるんだと知りました。こういった人と人のつながりを大事にする点が、IMAGICA GEEQ最大の魅力だと思っています。

また、IMAGICA GEEQはさまざまなタイトルのQA業務を実施しています。そのため別案件の担当者との会話を通じて、幅広い分野の知識やノウハウをインプットしたり、逆に自分の知見をアウトプットしたりできます。幅広いプラットフォームでの経験を積むうちに、これまでの約30年間の経験に加えて新たな知識を得ることができました。これは大きな組織でプロジェクトを回し、幅広い分野に参画しているIMAGICA GEEQだからこその強みだと思っています。

QA業務は「伝える」業務であり「情報を共有」することが重要であるため、気さくで明るいコミュニケーションが取れる人が向いている仕事ではないでしょうか。また「テスト項目書通りに動作したからこれでOK」と考える方よりも、「OKになっているけれど、本当に問題はないか」と注意深く見直したり、「動作した時に、挙動が以前とは違うのではないか」と細かな違和感に気づいたりするのが得意な方が、よりバグを拾えるでしょう。そういった方は、QA業務で活躍できると思います。

今後の目標

IMAGICA GEEQではクライアントとの連絡はオンラインがメインで、かつ迅速に行われるため、入社後は「報連相」をスピーディーにこなせるようになりました。前職で経験してきた自社開発&小規模開発だとスピーディーさはあまり求められていなかったので、特にこういったところに自身の成長を感じます。またスピーディーに「報連相」を行うには、必然的にコミュニケーション力も必要です。そのため、コミュニケーション力もあわせて向上しているのではないかと思います。

これから挑戦したいこととしては、私生活で数多くのゲームやアプリケーションに触れることです。今まさに実行中なのですが、その体験から得た品質向上のアイデアを、自分が携わっているタイトルの品質向上につなげていきたいんです。

結果として、業務系アプリケーションなのにコンシューマゲームのようなユーザビリティ・アクセシビリティを持つ「夢のアプリケーション」の完成に立ち会えることができれば、非常にうれしいですね。

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