ゲームコンテンツの魅力を全世界に届けるというやりがい

ブレンドン ロッス プリチャード GM
2023年 中途入社
プロフィール

アメリカ合衆国カリフォルニア州出身。プリンストン大学卒業、早稲田大学大学院経営管理研究科でMBA取得。大手ゲーム会社でゲームの翻訳やローカライズに従事し、グローバルプロジェクトコーディネーターとして数多くのタイトルのグローバル制作を管理する。2023年から現職。日本在住歴18年、趣味は国内外のゲーム、離島めぐりなど。

入社までの経緯

もともと日本のゲームが大好きで、それがきっかけで大学では東アジア研究部を専攻したほどです。卒業後は自治体で翻訳・通訳の仕事を経験した後、憧れていたゲーム業界へ翻訳者として転職をしました。そこでキャリアを築く中で、マネジメントに大きなやりがいを感じたため、前職を退職して早稲田大学大学院のMBAプログラムに進学し、マネジメントとビジネスの知識を深めました。

入社の決め手

やはりエンターテインメント業界で仕事がしたかったため、ゲーム業界を中心に、ローカライズの経験とMBAで学んだマネジメントと事業戦略の知識を活かせる会社を探していました。

IMAGICA GEEQに入社を決めた理由は3つあります。まずIMAGICA GROUPというエンターテインメント大手のエコシステム内で仕事ができること。グループ会社とともにクロスメディアのコンテンツに関われるチャンスがあります。次にローカライズ部の立ち上げから関われること。新たな挑戦の機会にとてもワクワクしました。そして世界的に有名なIPの支援実績があることです。子どもの頃から大好きだったシリーズに貢献できるのはとても魅力的でした。

IMAGICA GEEQが日本のゲーム業界のあらゆるクライアントにサービスを提供しているところにも着目しました。日本が誇る大規模タイトル、人気IPのほとんどになんらかの形で貢献しています。ゲーム業界の全体をサポートしている姿が格好良くて、この会社なら色んなクリエイターさんと素晴らしい作品づくりに関われるなと惹かれた点です。

選考時の印象

面接でローカライズのビジョンについて尋ねられ、自分が思い描く理想的なローカライズとそれを生み出す組織について長々と語ったところ、「それを実現させるには何が必要ですか?」とその場でディスカッションが始まりました。IMAGICA GEEQは新しいことを恐れず積極的に挑戦する会社だと感じましたし、その精神にとても惹かれたことを覚えています。入社後もその印象は変わりません。大企業でありながらベンチャー企業のようにスタッフ一人ひとりの存在意義が感じられ、柔軟性と敏捷性のあるところには、良い意味で驚かされました。

仕事内容

ローカライズ部のミッションはゲームタイトルの体験やストーリーを、異なる言語で全世界の人に届けることです。ただ翻訳するのではなく、元々の意図、雰囲気を残しつつ相手の文化を配慮した自然な表現で伝えます。具体的な業務はローカライズ、音声収録、Linguistic QA(LQA)の監修と提案、グループ会社や国内外のパートナー企業と新たな価値を生み出す機会を作ることです。LQAではゲームのQAチームと密に連携を取り、同じ施設や機材を使って言語的なバグ、誤字、表示問題などを見つけ出します。

仕事の魅力

日本を含むさまざまな国のコンテンツやストーリーを、全世界に届ける機会をつくるのはとてもやりがいのある仕事です。インディーズ系の会社から大企業まで、あらゆるゲーム会社との仕事を通じてゲーム業界の全体像が見えますし、素晴らしいゲームに出会うこともできます。

ローカライズは限られた時間、限られた文字数に翻訳や音声を収める謎解きのような側面があり、難しいですがとても楽しい仕事です。音声収録はグループ会社の最先端技術がつまった収録スタジオを使うのですが、世界一の環境で自分が翻訳したセリフを声優さんが話し、それを生で聞くのは最高の体験ですね。

「AIが自然な言語を生成できるなら翻訳者は不要なのでは」と唱える人もいますが、ストーリーテリングは人間特有の技術です。たとえ文法的に正しい文章で翻訳できたとしても、文化に配慮をした上でストーリーを面白く伝えることは、AIにはまだまだできません。AIを含めた最新技術を活用しながらも、人の手によって高品質のローカライズが実現できることを啓蒙していかなければいけないなと思います。

IMAGICA GEEQの好きなところ

「〇〇ができない」という前提が存在しないことに驚きましたね。まずは「やろう」「どのようにしてできるようになるか考えよう」が基本的なスタンスです。自由度は高いですが、その分責任も伴います。なので良い考えや提案があれば躊躇なく話してほしいし、それを実現するための計画と一緒に提案して欲しい、という新鮮かつダイナミックな職場です。

またIMAGICA GROUPの会社はグループでコラボレーションができるプロジェクトを企画できます。各社はそれぞれ専門分野を持っていますが、その領域にとどまらないエンタテインメント界という広い視野で仕事ができます。入社したばかりの頃にIMAGICA GROUPの本社やIMAGICAエンタテインメントメディアサービスなどを訪れたことも、とても印象的でした。

これから力を入れたいこと

パートナー企業やクライアントの開拓です。日本語と英語はもちろんのこと、できるだけ多くの言語ペアに対応するために、より多くのパートナーやフリーランサーと関係を築く必要があります。またクライアントへは、成長市場を持つ国への展開を提案することも重要です。

将来に向けては、グループ会社と連携してクロスメディア展開の可能性を探りたいですね。ゲームだけでなく、映画、テレビ、漫画など、色んな媒体で同時にローカライズをし、IPを発信できたらおもしろいなと思います。

そして今まで2DCG・3DCG制作やQAでサポートしてきたクライアントには、ローカライズという新しい価値を提供したいですね。逆にローカライズというサービスを通じてIMAGICA GEEQを知ったクライアントには、私たちが提供している他のサービスを紹介できればとてもうれしいです。そしてその中でこれまで以上に”IMAGICA GEEQ = 高品質”ということを強く示していきたいです。

入社を検討している人へのメッセージ

会社も部署もまだ新しく、仕事を進めながらルールを決めていきます。逆に言えば自分らしいやり方で役割を果たせる状況なので、チームの垣根を超えて積極的に周囲に声をかけ、自分のやりたいことを実行に移す方にフィットする職場だと思います。

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